食中毒にご用心
2015.08.17
こんにちは。管理栄養士の安達友紀です。暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。今回は、夏に注意が必要な食中毒の原因と対策についてご紹介します。

★カンピロバクタ―(潜伏期間2〜7日)
 原因食品…肉(特に鶏肉)、卵、レバ刺しなど
 症状…発熱、頭痛、悪寒、だるさ
 対策…加熱調理(75℃で1分以上)をしっかりとする。

★ウェルシュ菌(潜伏期間8〜18時間)
 原因食品…カレー、スープ、お弁当など
 症状…腹痛、下痢、嘔吐
 対策…熱に強いため、たくさん作ったカレーは冷まして
 冷蔵庫へ。お弁当は冷まして、持ち運ぶ際、保冷剤を利
 用する。

★黄色ブドウ球菌(潜伏期間1〜5時間)
 原因食品…おにぎり、パンなど
 症状…吐き気、嘔吐、腹痛、下痢
 対策…おにぎりを握る際は、手を洗い、ラップや手袋を
 着用する。食べるときも、手を洗い、なるべく食品に直
 接触れないようにする。

★腸管出血性大腸菌O157(潜伏期間3〜5日)
 原因食品…家畜等の糞便により汚染された肉、野菜など
 症状…腹痛、下痢、血性下痢
 対策…野菜はよく洗い、肉は中心まで十分に加熱する。

 食中毒予防の3原則は、菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」です。
菌を「つけない」ためには、調理台やまな板はこまめに掃除・洗浄し、こまめに手洗いをしましょう。「増やさない」ために、調理したものを常温で長時間放置せず、消費期限の過ぎたものは食べないようにしましょう。そして、加熱十分に行い、菌を「やっつけ」ましょう。

参考 http://www.horinouchi.or.jp/situtoku/shokutyuudoku.htm
   http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/o157.html