【花燃ゆ】
2015.01.07
 世間ではあまりイメージの薄い群馬県ですが、ここ最近認知度を“ぐぐっと”引き上げる出来事が続いております。昨年、世界遺産に登録された「富岡製糸場」、ゆるキャラグランプリに輝いた「ぐんまちゃん」に続き、平成27年NHK大河ドラマで山口県萩市と群馬県前橋市を舞台にした【花燃ゆ】が放送されることになりました。やはり、山口県とはさらにご縁があるようで、こちらを紹介しておきましょう。

 初代群馬県令(知事)として広く世に知られる「楫取 素彦」は、文政12年に現在の山口県萩市に生まれました。幕末の思想家であり優れた教育者でもあった吉田松陰とも親交が深く(後に二人の妹は妻となる)、松陰が安政の大獄で江戸に送られる際、松下村塾を託される程でした。この塾生の中から日本全体を変革し近代化を推し進めた多くの人材が輩出したことは有名です。阿部首相を初めとして山口県や群馬県から歴代総理が多く誕生しているのも頷けますね。楫取は、薩長同盟の締結にも重要な役割を果たし、明治政府から群馬県令として任命されたくさんの偉業を残して下さいました。☟

1)道徳教育(正しい心)
 *「修身説約」の編纂
 (群馬県で作られ全国的な教科書として使用)
 *就学率向上「西の岡山、東の群馬」
2)新産業(生糸業)への尽力〜殖産興業で国運をかけた!
3)「廃娼運動」=遊郭の女性たちを解放する運動
 *日本で最初の廃娼県
 *同時期には、世界でも奴隷解放の潮流
  奴隷船「マリア・ルース号事件」etc
 松陰が士農工商という形式的身分で差別することに反対だったことから楫取も人間の平等 ということに強い信念を持っていたようです。

さてさて下手な前置きでしたが、詳しくはNHK大河ドラマ【花燃ゆ】を楽しむといたしましょう♬