現代最高峰フレンチレストラン ジョエル・ロブションに学ぶ
2015.02.03
「世紀最高の料理人」と言われ、今も尚世界の美食家からの賞賛を一身に受け、料理界をリードし続けているジョエル・ロブション氏。ニューヨーク、パリ、モナコなど世界11カ国に店舗を持ち、ミシュランガイドにて獲得している星の数は、なんと世界で最も多い総数28個!!!場違いながらも感性を呼び起こすために東京(恵比寿) ガストロノミー ジョエル・ロブションへと足を運びました。

当日は、料理評論家の山本益博さんの語るロブション氏の料理哲学について耳を傾け、宝石箱のように美しい料理を堪能しました。なかでも感動したのは、メインの仔羊(by真空調理法)を目の前で切り分けるメートル・ドテルの身のこなしでした。とても美しいと思い、見入ってしまいました。彼の名前は、宮崎辰さん。1961年より続く伝統あるサービス世界コンクール「クープ・ジョルジュ・バティスト」にて、世界一の称号を勝ち得たことはご存じの方も多いと思います。最高級の「おもてなし」を真剣に考え、「接客とは、”愛”です」と言い切る彼は、お客様と「心を開き合う」ことを大切にし、日々、自らを高めながら、あたたかい接客をされています。

我々もサービス業ですから、お客様から見られる正面の顔だけでなく、後ろ姿も、斜めから見たときも...【360度意識できる、薬剤師】を目指していきたいと思いました。

宮崎氏はファッションのバランスについて、次のように著書で言っています。

「気をつけなければいけないのが、全体的に整っているかどうかということです。表面上だけ取り繕っているというのは、相手に伝わってしまうものです。たとえば、せっかくスーツはキレイなのに靴の手入れがされていないとか、スーツは高そうなのにシワがあるという場合、何か違和感を覚えてしまうことはありませんか。そういったアンバランスな部分に、その人の心の余裕のなさが表れてしまうのではないかと私は思います」(『世界一のおもてなし』新人物往来社

外見を見るだけで、内面の心的な部分も、一流の目を持った人にはわかってしまう、そういうことなのではないでしょうか。当たり前のことですが、日々の精進が大切ということですね。