薬剤師ならではの視点で、誰もが安心して使える石鹸を。
繭石鹸のはじまりは、肌にトラブルを抱える人に、安心して使える石鹸をつくりたいという想いからでした。そこで着目したのが繭です。昔から蚕糸業に従事する女性たちの手肌はすべすべだったことで知られ、経験知として繭は肌によいと考えられてきました。
近年の研究の結果、繭に含まれるセリシンは、人の肌の天然保湿成分(NMF)に似た構造をしていることや肌をみずみずしく保つ成分を含むことが明らかになりました。できる限り繭をはじめとした天然の素材や食物由来の成分を使い、肌の刺激となる合成界面活性剤などの化学物質を含まない、人体にも環境にもやさしい石鹸を目指しました。

繭石鹸の使い方

地場産業活性化のために
群馬県は古くから蚕糸業の盛んな地域です。明治5年に世界最大級の製糸工場「富岡製糸場」が誕生し、最盛期には日本の輸出額の半分が生糸で、その3分の1は群馬県でつくられたものでした。当時は県民のほとんどが何かしらの形で蚕糸業に関わっていたといわれるほど県民の生活に深く根ざしていました。時代は移り、現在は養蚕農家、繭生産量ともに減少しましたが、今なお日本の繭生産量の45%を占め、日本一の繭生産地です。そんな古くから県民に馴染みの深い繭を原料に使い地場産業を活性化させ、群馬県をさらに盛り上げていきたいと思っています。

画像提供 富岡市・富岡製糸場
群馬大学での検証
繭の健康効果や製品の安全性の検証のために、群馬大学と協力して研究を行っています。研究結果をさらなる安心感と品質の向上に生かします。
群馬から全国へ
創業以来、地域に求められる薬局を目指してきました。これまで培ってきた知識や経験を生かし「みんなの健康づくり」をお手伝いしたいと考えています。